こころのバランス

まさか自分が?!パニック障害発症のきっかけ~現在にいたる壮絶な体験談とは

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パニック障害、発症のきっかけは?

2016.8月 きっかけは仕事のストレスでした。

ある日、課長と同僚ハナコ(仮)と仕事の方向性の違いからもめてしまい、その後孤立してしまいました。

周りは関わるのはゴメンです状態、誰も助けてくれず、陰口を言われたり、ランチに誘ってもらえなくなり…
どんどん孤立していきました。とても陰湿で、仕事をいっそ辞めてしまおうかと考えました。
それでも家族もいるし、収入がないとやっていけない家庭状況です。
なくなく我慢して働いていました。

今考えると、その時からかなりの心労、ストレスを抱えていたのだと思います。
なんせ自分はメンタルが強いと思い込んでいましたので笑。
自分のストレスがわからない性格だったり、周りからメンタルが強いと思われている人ほど
知らない間に、心が疲れてしまう傾向が強いように思います。

普段から自分を理解して、対処できると良かったんですよね。

同僚のハナコと2人っきりになった時それは突然訪れました。

普段通り業務をこなしていた時、たまたま事務所にいた人が次々と離席し、気づけばハナコふたりっきりの状況に。

いつも険悪な仲なので、いやだなーと思いながら仕事をしていると、突然の動悸・・目の前が真っ白になりました。

しかも、あれ??息ができなくなってる。。

死ぬ!やばいー。
さすがにハナコに助けを求めようかと思いましたが、10秒くらいすると、何とか落ち着いてきて
やっと息ができるようになりました。

あーよかった😮‍💨。

しかしなんだったんだ?あの症状、、。

まさかそれがパニック障害の始まりとは微塵も思わず。

そこからパニック障害との長い付き合いが始まりました。

【別記事】パニック発作や不安に対する対処法はこちらからどうぞ

パニック障害による急激な体の変化、様々な症状の現れ

2016.8月末

会社でハナコとふたりっきりになった後の体の異変。

あれはなんだったんだろう…??
その夜ずっと考えていました。
私、心臓が悪いのかな?そういえば頭痛もしていた・・。

どこか病気なのかもしれないな・・。もう更年期かな?

近いうち病院に行ってみようかな…
あまり深く考えず、その日は就寝しました。

翌日は会社へ行き、いつも通り仕事をしました。

けれど仕事をしていても、ずーと吐き気が治まらない・・。
頭が痛い・・。

昨日から私どうしちゃったんだろう??

もやもやしながら、仕事をしていたら、ふと

「またあの動悸がして、意識が遠のいたらどうしよう」
「会社の人たちに変な人だと思われちゃう」

という思いが急に強くなり、どうしよう、どうしようと思っていたら
動機が始まり、手先が冷たくなり、目の前がまた白くなっていくのを感じました。

そのまま不安感に襲われていると、その不安がさらに不安を倍増し、不安のスパイラルみたいになって
気が付いたらまた意識が遠のき、また倒れそうになっていました。

やばい このまま倒れたら変な人だと思われちゃう。

思わず事務所から飛び出し、更衣室にカギを閉めうずくまってしまいました。

身体が強張り、全身に力が入る感覚、不安でどうしようもない気持ち、吐き気、頭痛。

いてもたってもいられない、ソワソワする感覚が襲っていました。

この居ても立っても居られないという感覚が本当につらく…
このままでは死んでしまう、いっそ死んでしまったほうが楽なんじゃないかという謎の恐怖…
この感覚が、後にも先にもずっと自分を苦しめるのでした。

その日は上司に相談して早退し、家でずっと塞ぎ込み。。
またあの感覚が来たらどうしようという思いが、ずっと頭をぐるぐるしていました。

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その夜 本格的なパニック発作を発症

その日の夜の事です。
昼に体験した症状がまた出たらどうしよう…。
とても不安になりながら布団に入りました。
案の定なかなか寝付けません。

眠れないのも重なり、ますます気持ちが不安になっていきました。

ようやく眠りかけると、目の奥がパーンと白い光に覆われるような症状がでて…「うわっ」となり
また動悸が始まり…。

ものすごく怖く、死んでしまうんではないか?という恐怖が襲ってき始めました。

これはまずいと思い、隣で寝ていた旦那を起こし、体調不良を訴え、居間に一緒にいてもらう事にしました。

旦那に最近の体調不良を話ました。
会社の人間関係がうまくいっていないのは知っていたので「疲れてるんだよ」と言われ
寝れば良くなるよとなだめてくれたんですが

いや、そんな簡単な感じではないのよ~。どう考えてもおかしいのよ。
死んだらどうしよう・死んじゃうどうしようといわれもない恐怖が襲ってくるのよ~。

説明するけど変な顔をする旦那…。全然伝わらない。

未だに思うけど、このパニックの症状って経験してない人にとっては、理解不能なんだと思うんです。当事者にしたら相当つらいのだけれど、周りから見たらただのヤバイ人にしか見えないんだよなぁ。

この夜は自分をどうする事もできませんでした。ただただ震えと浮遊感と恐怖心が自分を襲い。

とりあえず冷蔵庫のビールを開けて、酔って現実逃避しようとしました。

が、全然酔えず、吐き気が更にひどくなり

結局朝まで眠れず心身ともに疲れ果てました。

何科に行けばいいかわからず、まずは内科へ

初めてパニックの症状がでた夜から数日、同じような症状が出ては耐える生活をしていました。

夕方4時頃、あとは寝る前に症状がよく出ていました。

そんな体調不良の悪化から、会社を休みがちになっていきました。
仕事に穴を開けるし、同期のハナコ、課長とはうまくいっていないし。
とても仕事ができる状況ではなく…会社を辞めたくなっていました。

それでも収入が無くなるのは、かなりまずいし…。

貯金もないし子供も小さいし。気持ちがドーンと下がっていく一方でした。

にっちもさっちもいかない中、とりあえず病院に行かなければ何も始まらないと思い
病院行くことにしましたが

「何科にいけばいいんだろう??」

ネットで検索すると、パニック障害に当てはまる記事がたくさん出てきます…。

うそ…。私あのパニック障害ってやつなの?そんなばかな笑。

ちょっと信じられない気持ちもあり(信じたくなかったんですけどね)
とりあえず近所の内科へ行くことにしました。

内科の先生は
「疲れてるんですね。安定剤を出しておきましょう。1週間様子をみてまだ駄目でしたらまた来てください。」
そう言って、胃薬と安定剤(ベタヒスチンメシル酸塩)を処方されました。

正直、え???それだけ?? いやいや死にそうなんだけど…死にそうな気がしてどうしようもないって言ったよね? それなのに安定剤って、それだけー? 

藁にでもすがる思いだった自分は愕然としました。
自分の症状は明らかに変で、安定剤で治るとは到底思えなかったのです。

とりあえず家に帰り、もしかしたら処方してもらったお薬で良くなるのかもしれないし…と前向きに考えて、安定剤を飲んでみることにしました。

しかし全然効きません。

そしてまた夜の発作のような不安タイムがやってくるのです。

もう地獄でした。いっそ死んでしまったほうが楽だ…と何度も思いました。

病院を転々とする日々

近所の内科に行って「疲れてるんですね」と診断されてからほかの内科にも3件行きました。

しかしどこの内科も同じように、異常はないし、疲れてるんだね、としか言わず。

血液検査をしても異常なしという診断。


ネットで検索ばかりしていたから、うすうすパニック障害なんじゃないの?
どうして誰もそういう診断してくれないのかしら?メンタルクリニックを紹介してくれるとか…
先生の対応に疑問に思っていました。

でも今考えると、わざとメンタルの病気と言わなかった病院もあったのかもなーと思います。
こういう症状って、時がたつと自然に良くなる人も多いような気がしますし。
断言するには早いし、時間をかけて様子を見ていくしかないのかもしれません。
でも当事者からすると、薬で症状が和らぐのであれば、早くちゃんと効く薬を飲みたいし
この辛さから抜け出したい気持ちでいっぱいです。

待つなんて猶予、自分にはありませんでした。

内科に3ヶ所行って、症状が変わらず。
頭痛もひどかったので、脳の病気かもしれないと思い、脳神経外科にも行きました。
MRIを撮ったんですが、ひどく後悔しました笑。

MRIなんて地獄です。ガーンガーンガーンと一定に大きい音がして、筒状の機械に入って、真っ暗で、イヤホンをして。

今考えるだけでめちゃくちゃフラッシュバックします。
MRIってどんな検査をするのかわからず、当時はパニック障害だと思っていなかったので
言われるがまま検査をしましたが、パニックの人にとっては、全部の工程がとてつもなく辛いです。

もちろん本当に病気の人は検査しなければならないですが…。

といいながらも去年別な病気の検査でMRI検査する事になったんですけどね笑。
その時はパニック障害です。とオープンに言って、様々な対応をしてもらいました。
先生も看護師さんもとても気を使ってくれました。

オープンにする事って大事だなと思います。

脳のMRIの結果はというと、やはり予想通り異状なし。
うすうす感ずいていましたが。

先生に頭を使っていないから、シワもなく奇麗な脳だよと。
冗談なのか何なのか感じの悪い先生でした。
そして、またお得意の疲れてるんですよ診断です。

「疲れているんですね」「ちょっと休みましょう」

明らかにそんな簡単な感じの症状ではないと言いたいのですが、そんな事言えもせずで。
いったい何なんだろ、やっぱりパニック障害なんだろうか泣…と思い始めました

脳外科から頂いたお薬は頭痛薬と、胃薬、ジアゼパム2mgとエチゾラム0.5mg。
軽そうな診断の割には、抗不安薬をちゃんと処方してくれてました。

でもその当時、何の薬かもよくわからなかったし、抗不安剤の薬を飲むのにかなり抵抗があり…
飲んだり飲まなかったりを繰り返していました。

きちんと処方してもらった通りに服用すれば、良かったんでしょうが
内科での診断や、薬が効かない事もあり、不信感から服用をためらってしまいました。

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パニック障害を疑いつつも、現実逃避し耳鼻科へ

何科にいけばいいのかも分からなかったため、様々な病院にいきました。

内科3件、脳外科1件、ほぼ同時進行で病院に行きまくっていました。

メンタルクリニックも頭をよぎってはいたのですが…踏み込めないでいました。

パニック障害と自分の中で疑いながらも、そうであってほしくない気持ちが強く
自分を心の病気だと思いたくなかったんでしょうね。
どうしても、そこを認めたくなかったんだと思います。

頭痛と、耳鳴りも酷かったので、もしかしたら耳鼻科に行ったらよくなるかな‥? 
なんて思って耳鼻科にも行きました。
レントゲンをとって検査をするもやはり異常なし…。やっぱりか…。

その時は桂枝加葛根湯エキスという漢方を処方されました。1日3回服用…!え!多くない?42包の大量の漢方を渡されました。でも数日飲んで、飲むのを辞めました。パニックの症状が毎日のように出ていて、直ぐにでも治したいのに、長く服用して効果を待つ漢方は、その時の自分には向いていませんでした。

ここでも結局良くならず撃沈です。

内科、脳外科、耳鼻科を転々とし、どこも悪くないと診断され、ちょっと休みましょう、とか疲れているんですねという診断…。

同時進行で様々な病院にお世話になりましたが、その間もっぱら服用した薬は脳外科でもらったエチゾラムと胃薬でした。

よくわからないけど、とりあえず朝から夕方の4時位までは仕事を乗り越えられる感じでした。
【夕方からソワソワが出始めて辛かったです】

ただネットを見たりして副作用とか依存性の高さとか色々書かれていて、エチゾラムを飲むのに抵抗がありました。

怖くて半分に割って飲んだり、飲まなかったりしていました。
そんな感じで薬を適当に自己判断で服用したので、症状はあまりよくならず、時たまひどい発作に悩まされていました。

この頃からさすがにメンタルクリニックが頭をよぎり始めました。

症状も良くならないし、身体が悪い所ないならどう考えてもパニック障害だよな‥と。

そしてようやく近所のメンタルクリニックに予約することにしました。

しかし意を決して電話するも、予約がないとダメで断られてしまいました。
1ヶ月待ちでした。そんなにかかるんだ⁈知っていれば、もっと早い段階で電話予約したかったなぁ。
とりあえず1ヶ月後に予約を入れることにしました。

メンタルクリニックは、初診の予約が1ヶ月先とかざらです。入院施設もあるような大きな病院だと、結構すぐに予約が取れますが、口コミを見ると、強い薬をすぐに出すというのが多くて、怖くて行けませんでした。

いよいよ予約の日…。こわいなー。やっぱりパニック障害なんだろうなー…。とか色々と考えてしまって、行くまでかなり勇気がいりました。

結局一人で行くのは無理そうだったので、親友にお願いして一緒に付いていってもらう事にしました。もともと鬱病を患っていたので、メンタルっぽい病気かもしれないと、疑い始めた頃から相談に乗ってもらっていました。

その人もともと勝気な性格で、スポーツ大好き、皆から愛されるキャラで、鬱病になるなんて思ってもみませんでした。
ほんと人は見かけによらないです。
親友の鬱病のきっかけも仕事での人間関係のストレスです。当時鬱病を発症して5年くらいでした。

いわば先輩です笑。この親友がいたので、色々と相談する事ができ、後にも先にも本当に救われました。

自分の状況を「すごくわかるよー」と理解してくれて。

この人がいなかったら様々な事乗り越えられなかったと思います。

意を決して、近所のメンタルクリニックへ

親友に付き添ってもらい、はじめてメンタルクリニックへと足を運びました。

すごく昔からある病院で、建物もそれなりに古い感じです。
患者さん、若い人もいれば60代から70代くらいのお年寄りまで様々でした。
受付をすまして待合室を見渡すと、畳の小上がりがありそこで寝転んでいる人が2~3人。

なんだかみんな体調が悪そうです。

全体的には12~13人程度の人がいました。

なんか雰囲気がどんより、寝転がっている人を見ていたらだんだんソワソワしてきました。

例の発作が…。座っていられない。全身に力が入り強張る。動悸が。やばいまた来たー。と不安におそわれ。

友人が大丈夫?と声をかけてくれ、身体をさすってくれました。

なんだか涙が止まらなくなりました…泣

「なんで自分がこんな所で、こんなめに合わなきゃならないの?」

もう普通に戻れないのかも。

そう思うと悲しみと身体がいうことをきかない状況と、友人の優しさで涙が止まりませんでした。

今でも忘れられない人生の一コマです。
本当につらかったー。

2時間くらい待ってやっと診察になりました。

たぶん70代位かな?お年を召した男性の先生でした。
診察室が暗くて、ガランと無機質な空間でした。
それもすごく嫌な気持ちに拍車をかけました。

無表情な先生で、話を聞いてくださる最中も「ふんふん、それで?」と聞いているけど適当に聞いているように思えました。

まあお医者さんはそんな感じですよね…。

身体に起こった今までの事、色々な病院に行ったこと、突如死んでしまうんではないかという恐怖が襲う事。

全部話しましたが、結果はなんと「疲れているんでしょうね、ちょっと休んだら良くなりますよ」という診断でした。え??いつものやつやん?デジャブか?

正直とてもびっくりしました。

ここまできてこの診断は無いわー。安定剤飲んでも全然良くならないのに、なんで?
パニック障害じゃないの?疲れているって診断ってなに?

また一気に落ち込みました。

その時処方してもらったお薬は、ジェイゾロフト錠25mg メレックス1mg 夕食後1錠、5日分処方されました。

なんでちゃんとした診察をしないのかしら?

色々な病院も転々としたけどほとんど同じ診断

今回はメンタルクリニックなのになぜ?と思いました。
(後からわかりますが、この時のお薬、どちらかというと鬱に効くお薬でした)

でもこれ以上どこに何をしに行っても同じだろうし、これを信じて飲むしかないよな…。

そんな風に思い、薬を服用しましたが、症状が治まることはありませんでした。

5日分の処方でしたが、正直あの待合室、診察室で何時間も待たされるのは本当に嫌だったので
他のメンタルクリニックへも予約を取ることにしました。

薬が無くなる前に違う病院に行ってみないと…と。

2ヶ所目のメンタルクリニック、またしても同じ診断?

初めて行ったメンタルクリニックに納得ができず、2ヶ所目のメンタルクリニックへ予約をする事に。

大きい病院の中にあるクリニックで、女性専用でした。
ここは良さそうだなと思い、予約し2週間後に診察してもらう事にしました。

その間、処方された薬を少しずつ飲んでいましたが、一向に良くなる気配はありません。

どこの病院に行っても、休めば良くなるよ、と言われましたが、すでに数ヶ月、変わらず発作と闘う日々。

ネットでパニック障害と検索すると、自分の症状は9割当てはまります。
2ヶ所目のメンタルクリニックに行くまでに何度も検索したので、確信に変わっていました。

こりゃ絶対パニック障害だよなーっと。

次の病院ではちゃんとパニック障害と診断されて、専用のお薬を処方してもらいたい!…と期待していました。

ところが2ヶ所目の病院でも、結局いつもと同じ診断結果で。トホホです。

またパニック障害の診断がされなかった…。もしかして‥本当にパニック障害じゃないのかな⁈

じゃあこの病気って何なんだろう?
ずっとモヤモヤと腑に落ちない感じです。

どの病院に行っても同じ診察内容だし。処方してもらっている薬を飲んでも全然良くならない‥。

休めば良くなると言われても、さっぱり良くならないし。
発作はどんどんひどくなるし。

この時期が本当につらかったです…泣

夜は恐怖で眠れず、会社で仕事をしていても、急に動悸がして息苦しくなる。
運転していても渋滞や、後ろに車がいるだけで苦しくなったり、死ぬという恐怖が急に襲ってきたり。

当時はどう対処するかもわからないし、時を過ぎるのを待つしかありませんでした。

ちなみに2ヶ所目の先生は女性の先生で70歳は過ぎている高齢の方でした。

なんだろう。メンタルクリニックって高齢の先生しかいないのかしら??

2ヶ所ともかなり高齢の先生だったので、パニック障害という病気を知らないんじゃないの??
とさえ思っていました。(そんなはずはないんですけどね、当時はそう思い込んでました)

病院に不信感を抱いてしまい、処方された薬も強い薬だったらどうしようと信用できなくて…。

飲んだり飲まなかったりしつつ、結局また別の病院を探すことにしました。

今思うのは、この時に色々迷わず、1ヶ所の病院を信じて過ごしていたら、違う歩み方があったのかもしれないとうことです。

なかなか判断は難しいですが、私の場合、色々行き過ぎました。

少し後悔する部分です。

話は戻り、その時に処方されたお薬は、ジアゼパム2mg朝晩、エチゾラム0.5㎎就寝前

他の病院でももらっていた、おなじみのの抗不安剤です。
ただ当時の自分にはまったく効きませんでした( ;∀;)

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まさかの3ヶ所目のクリニック受診を決断

次の病院をどうしようと悩みました。またどうせ行っても同じ結果になるんだろうし
だまって処方してもらった抗不安剤を飲み続けようかな。
長く服用すれば結果が出るのかもしれないしな…と。

そんな状況を親友に相談したら、じゃあダメもとで私の通っている病院に診てもらったら?
と勧められました。

最初からこの病院に行けばよかったんですが

「私の病院はやめた方がいいよ」と親友に止められていました。

「流れ作業のような診断で、ただ薬を処方するだけなのよ、看護婦さんも入れ替わりが激しいし、先生の怒鳴り声も良く聞こえるの…お勧めしないよ。」
と言われていました。


本当はあまり勧めたくなかったのでしょうが、私の体調の悪さと状況を考えてくれて
もう行くところなくて困っているなら、ダメもとで行ってみたらどう?と勧めてくれて。

本当はそこの病院は行きたくなかったです。

怒鳴る先生なんて怖すぎです。
でも先がなく、行き詰っていた自分は、そこを頼るしかなくて。

藁にも縋る思いで予約を入れることにしました。

予約は1ヶ月待ちでした。
今までのクリニックも予約がいっぱいで、すぐには診てもらえなかったんですよね
やっぱりかーと思いましたが、それだけ心が病んでしまっている人がたくさんいるという
事なんですよね…。

風やケガと違って、メンタルはいつ治るのかわからないし、かかり始めがどうしようもなくつらいのに
予約が先だと待つまでが大変です…
自分の心と身体を一番に考えて、もしかしたらという気持ちをもって、先に予約しておくのがいいのかもしれませんね。

今この時にも、辛い症状が出ていて、疑わしいけどわからない、病院は大げさだし、信じたくないという方もいるかもしれません。
ですが予約はどうせキャンセルもできるので、念のために予約を取っておいたらいいかもしれません
(キャンセルの場合はをちゃんと連絡しましょうね!)

私の場合はここに至るまで約6ヶ月の時間がかかりました。

だましだまし本当良くがんばっていたと自分を褒めてあげたいです。

新しい先生との出会い、パニック障害チェックシート

3ヵ所目の病院の予約当日、緊張しながら病院にたどり着きました
見た感じ新しくて清潔感のある、外観もおしゃれで、地元では結構有名な病院です

ネットの情報だと先生の印象も悪くないんですが、親友いわく看護婦さんへのあたりが悪くて雑な診察っていうし…
ドキドキしながら診察を待ちました。

病院はここ最近、相当数行っていたので、何を聞かれてもサラ~と答えられるくらいになっていました

かなり病院慣れしてましたねww

午前と午後の合い間が新患受付との事で、待合室は私ともう一人しかいません。
待合室、アロマのいい匂いがします。

見渡すと、小部屋が2つあり【具合の悪い方、ご自由にどうぞ】と書かれています
ちらっと覗くとベットがありました。前の病院とずいぶん違うな~と感心していたら、自分の名前が呼ばれました。

今までの経緯を話していきました。先生はせかすことなく、ゆっくりと話を聞いてくれて。
今まで処方されたお薬手帳をみてもらったり、発作の頻度や最近の身体の異変、会社での出来事、一通り話しました。
その間、先生は「そうかそうか、なるほど」と相づちをうってくれて、とても話しやすい先生でした。

あれ?なんか親友が言ってた感じと雰囲気違うなー全然怖くない

診察室も白い壁紙でとても清潔感があり、窓が少し空いてる、喚起も常にしていていい感じ。
そんな事を思いながら診察を受けていると、質問が10個くらい書かれている紙とボールペンを渡されました。
「この用紙の質問に、YESかNOで答えてね」と言われて、先生はいったん席を外しました。

どれどれ?と用紙の質問事項を確認…

  チェックシート項目

  • 動悸を感じ、脈が速くなることがある
  • 運動していないのに発汗する
  • 体の震えがある
  • 息切れ、息苦しさを感じる
  • のどが詰まる(窒息感)がある
  • 胸部の不快感、胸痛がある
  • 腹部の不快感、吐き気や嘔気を感じる
  • めまい、ふらつき感、気が遠のく感じがある
  • 周りが現実ではない感じ、自分自身の体から離れる感じがある
  • コントロールを失いそうになる、気が狂うのではないかという恐怖がある
  • 死ぬのではないかという恐怖を感じる
  • 体のしびれる感じなどの異常感覚がある
  • 身体が冷たく感じたり、熱く感じたりする

ほぼ全部あてはまりました…。体のしびれ以外すべてです。

なんだか泣きそうになっていました。
「あー、全部当てはまる…」

なんの病気にせよ、この用紙が渡されて、その症状がすべてあてはまるって事は、ここの病院でやっとまともな診察が受けられるんだと、安堵の涙が溢れてきました。

先生が戻ってきて、シートを確認するやいなや

「うん思った通り、パニックだねー、大丈夫、これからちゃんと治療すれば良くなりますよ」

やっぱりパニック障害用のチェックシートでした
自分がパニック障害かもとは一言も話しませんでしたが、この先生はきちんと見抜いてくれました。

どうやら4つ以上当てはまるとパニック障害の疑いがあるようでした。

自分の場合は12個wwどんだけ症状でてるんだろう。安心できたのか少し笑うこともでき。

何より、これから治療すれば良くなると言ってくれた一言が、本当にどん底から救ってくれました。

その時に先生から勧めてもらった本、とっても役にたちました。

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症状がでてから半年近くたって、ようやく病名が付き、きちんと治療をしていく事になったのでした。

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